ポール・オースター

おはようございます!

今日は私の大好きな小説家、ポール・オースターについて。

オースターはアメリカの小説家で、現在73歳。

コロンビア大学を卒業したオースターの作品には、ニューヨーク・ブルックリンの街並みが多く登場するのが特徴です。

そして、小説内小説と称される、入れ子状にストーリーが絡み合っていく小説スタイルが有名ですね。

私が最初にオースターに触れたのは大分最近で、大学院生の時です。

当時住んでいた家から大学院までは片道1時間半くらいかかり、電車に乗っている時間も長かったので、読書をよくしていたのですが。

たまたま手に取ったのが、『オラクル・ナイト』でした。


とにかくストーリーが濃く、脚注が多く、伏線が張り巡らされているとんでもなく壮大な作品ですが、オースターにハマるには十分な一冊です。

通学時間を彩ってもらった、大切な作品です。

余談ですが、長時間電車に乗っている時って読書捗りますよね。

さて、オースター自身かなりの挫折を経験してきた苦労人です。

上手く仕事に付けなかったり、経済的な問題がのしかかってきたりと、小説家として様々な壁を乗り越えてきた人、という印象があります。

『オラクル・ナイト』も人生の不思議さ、困難さが描かれていると思います。

そしてこの本のもう1つのポイントは、訳文の巧みさです!!!

翻訳者の柴田元幸さんはアメリカ文学の研究者で、東京大学の名誉教授です。

柴田さんはオースターの小説を数多く翻訳されていますが、その日本語のシンプルな美しさに惚れ惚れしますよ。

綺麗な日本語でオースターの作品世界を楽しめる、素晴らしい一冊になっています。

オースターの作品はまだまだ読めていない者がたくさんありますが、同じ時代を生きられることに感謝して、どんどん読んでいきたいと思います。

皆さんも、オースターの作品を読んでみてくださいね。

初めて読む方は、衝撃を受けること間違いなしですよ。

ここまでお読みくださりありがとうございました。

それでは♪

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